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東アジア国際ミニシンポジウム開催にあわせて、「支石墓写真展」を開催しております。一支国博物館にお立ち寄りの際は、ぜひお越しください。 ● 期 間:9月23日(火)〜9月28日(日) ● 場 所:一支国博物館3階講座室 ● 入場無料
● 展示中の支石墓パネル ◎ 原山(はらやま)支石墓 《長崎県南島原市》 島原半島西南部の標高240〜250m前後に立地している支石墓群です。支石墓群は大きく3群にわかれ、合計100基近く存在しており、わが国最大規模の支石墓群として国指定史跡に指定されています。支石墓の下部構造は、石棺が90%程度を占め、ほかには石囲甕棺(いしがこいかめかん)、土壙甕棺(どこうかめかん)、土壙(どこう)などが確認されています。
◎ 大野台(おおのだい)支石墓 《長崎県佐世保市》 江迎(えむかえ)川河口を望む標高50〜65mの丘陵に立地する支石墓です。5箇所に支石墓群が確認されており、長崎県北地域では最大規模の支石墓群です。支石墓の下部構造は箱式石棺(はこしきせっかん)が主となっています。
◎ 宇久松原(うくまつばら)支石墓 《長崎県佐世保市》 標高6〜9mの砂丘に立地する支石墓です。数次にわたって調査が行われた結果、支石墓の下部構造には土壙墓、箱式石棺、壺棺(つぼかん)などが確認されています。1996年の調査では、アワビが供えられていた支石墓や、朝鮮半島の土器を模倣した土器が供えられた支石墓が確認されています。
◎ 里田原(さとたばる)支石墓 《長崎県平戸市》 里田原遺跡は標高14〜17mの釜田(かまた)川流域に広がる縄文時代晩期から弥生時代中期の集落遺跡で、水田跡や多彩な木製品が発見されています。現在の水田部中央に3基の支石墓が確認されており、支石墓の下部構造は箱式石棺で地上に露出しています。現在では宗像神の「鎮座石」として信仰の対象となっています。
その他、佐賀県や福岡県の支石墓パネルを展示中です。
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